フィギュアの品名や説明に書いてある「1/8スケール」や「1/4」ってそもそもなんぞやと言うことを語りたい。
1.スケールとは
フィギュアのスケール(scale)とは、「実際のモデルの大きさ(キャラクターの身長)を、どれだけ縮小・拡大した模型か」を表した数値のこと。
例えば、1/7スケールという表記は、キャラクターの身長を7分の1に縮小したことを示している。
キャラクターの身長が170cmで1/7スケールなら、「170➗7=24.3」でフィギュアの身長は約24cmとなる。
2.スケールの違いによる変化
スケールが違うことで以下の変化がある。
▶️数値が小さくなるほどフィギュアのサイズは大きくなる。
▶️数値が小さくなるほどフィギュアの価格は高額になりやすい。
▶️数値が小さくなるほど造形・塗装などのディテールの再現度が高くなる。
※ここでいう「数値」はスケールの分母のこと。
3.ノンスケールとは
「POP UP PARADE」やプライズ品の多くは商品名にスケールの記載がない。これらは特定の縮尺がなく、商品ごとにサイズがバラバラであることを意味するため、サイズ感は商品説明から確認するしかない。
4.代表的なスケールの種類と特徴
■ 1/8スケール(高さ約18〜22cm)
- 市場で最も多い
- 価格と大きさのバランスが良い
- 相場:12,000〜22,000円
■ 1/7スケール(高さ約23〜26cm)
- 高品質フィギュアの主流
- ALTER、KADOKAWA、ANIPLEXなどが多い
- 相場:18,000〜30,000円
■ 1/6スケール(高さ約27〜30cm)
- 大きめで存在感抜群
- 水着系・バニー系によく使われる
- 相場:25,000〜45,000円
■ 1/4スケール(高さ約40〜45cm)
- B-STYLE(FREEing)のバニーが有名
- 網タイツ布製の「リアルフィニッシュ」系
- 相場:35,000〜80,000円
■ 1/1スケール(実寸)
- 胸像・ヘッドのみなどもある
- 高品質で高額(数十万〜100万円以上)
■ ノンスケール
- デフォルメ系(ねんどろいど、POPUP PARADE)
- ロボット系(メカの大きさがバラバラなため)
- サイズは固定されず商品ごとに異なる

