1.sshとは
SSHホストに対してSSH接続をするためのコマンド。SSHクライアント側のコマンドであり、「/etc/ssh/ssh_config」ファイルに設定値が保存されている。
2.使い方
(1)書式
ssh [オプション] [ログインユーザー@] 接続先ホスト
(2)オプション
① -l ログインユーザー
指定ログインユーザー名でSSHホストへアクセス。※オプションを使わない場合、sshコマンドを実行したユーザー名でアクセスすることになる
② -i 秘密鍵のパス
公開鍵認証に必要な秘密鍵を指定
③ -o 項目名=設定値
「/etc/ssh/ssh_config」ファイルの設定項目を変更してアクセス
④ -p ポート番号
デフォルトの22番ポート以外のポートに変更してアクセス
⑤ -L [ローカルポート]:[リモートホスト]:[リモートポート]
ローカルポートフォワーディング。ローカルポートに来た通信をリモートホスト経由で別のリモートポートへ転送する仕組み。パケットの盗聴に強い。
⑥ -X
X11フォワーディング。SSHトンネルを使って、SSHホストのGUIのディスプレイをSSHクライアント上で表示させ操作するもの。SSHクライアント側にXサーバが動作しており、SSHホスト側でX11フォワーディングが許可されている等の利用条件がある