1.passwdとは
ユーザーのパスワードを変更したり、ユーザーのパスワードをロックしてログイン禁止にするコマンド。また、パスワード有効期限の設定などもある。
一般ユーザーがpasswdコマンドを使用すると自身のパスワードを変更できる。rootユーザーが使用した場合、任意のユーザーのパスワード設定・管理ができる。
このコマンドで指定したパスワードや有効期限は「/etc/shadow」ファイルに記録される。「/etc/shadow」ファイルのパスワードの先頭に「!!」が記載されている場合、そのパスワードはロックがかかっているということになる。
2.使い方
(1)書式
<一般ユーザー>
passwd
<rootユーザー>
passwd [オプション] ユーザー名
(2)オプション
① -l
パスワードをロック
② -u
パスワードをアンロック
③ -d
パスワードを削除※パスワード無しでログインできる状態にする
④ -e
次のログイン時にパスワード変更を強制