【LPIC1】定期的なジョブ実行(タイマーUnit)

1.タイマーUnitとは

定期的なジョブの実行を行うための仕組み。cronと同じような機能だが、タイマーUnitの方が現在は推奨されている。cornよりも多機能なため、複雑なジョブ実行等に用いられる。

2.使い方

(1)通常

「/etc/systemmd/system」ディレクトリ内に以下のファイルを配置することで設定。
・スケジュール名.service
→実行したいジョブの記載。
・スケジュール名.timer
→同じスケジュール名のサービスファイルがいつ動作するかなどを設定。なおタイマーには、特定のイベントから一定時間後に実行してその後定期実行をするモノトニックタイマー、普通に定期実行をするリアルタイムタイマーの2種類がある。

(2)コマンド「systemd-run」

一度だけ予約するなど一時的にタイマーUnitを使いたいが、わざわざファイルを作成したくないときに使えるコマンドで、即座に作成・実行できる。

①書式

systemd-run [オプション] コマンド名 [引数]

②オプション

❶systemd-run –unit=スケジュール名

スケジュールを指定して実行。※指定なしなら自動作成される。

❷systemd-run –on-active=時間

コマンドを最初に実行するまでの時間を指定。

⑤systemd-run –on-unit-active=時間

コマンドが最初に実行してから、コマンドが繰り返し実行される時間を指定。

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