1.freeとは
Linuxシステムのメモリ使用状況(物理メモリ、スワップメモリ、バッファ・キャッシュ)を表示するコマンド。サーバや開発マシンのメモリの空き状況・使用状況を確認できる。
2.使い方
(1)書式
free [オプション]
例)
free -h
total used free shared buff/cache available
Mem: 7.8G 2.1G 1.0G 100M 4.7G 5.2G
Swap: 2.0G 0B 2.0G
【内容の意味】
項目 | 説明 |
---|---|
total | 全メモリ容量(RAM) |
used | 使用中メモリ(=total − free − buff/cache) |
free | 完全に未使用のメモリ |
shared | tmpfs や共有メモリに使われている領域 |
buff/cache | バッファ・キャッシュとして一時的に使用中 |
available | 実際に今すぐ他用途に利用可能なメモリ量(バッファ含む) |
※スワップ…仮想メモリのこと。物理的なメモリが足りないと使われるメモリで、この使用率が高いと物理メモリが足りていない。
(2)オプション
①free -h
自動で読みやすい表示形式に整えてくれる。
②free -m
単位をMBにする。
③free -s 秒
指定秒数ごとに表示を繰り返す。