1.useraddとは
新しいユーザーアカウントを作るためのコマンド。
管理者権限が必要なため、使用時は事前にコマンド「su -」等で管理者へ切り替えておくこと。
2.使い方
(1)書式
useradd [オプション] ユーザー名
例)sudo useradd -m -G test1,test2 username
→sudoで管理者権限でuseraddを実行。test1とtest2というサブグループに属するusernameというユーザーが作成される。
(2)オプション
①useradd -c
コメントを指定する。指定が無ければ空欄になる。
②useradd -d ディレクトリ
ホームディレクトリを指定する。指定が無ければ「/home」が指定される。
③useradd -g グループ名・GID
プライマリグループを指定する。指定が無ければユーザー名と同じグループが作成される。
④useradd -G グループ名・GID
サブグループを指定する。「,」で複数指定可能。
⑤useradd -s ログインシェル
ログインシェルを指定する。指定が無ければ「/bin/bash」を使う。
⑥useradd -u ユーザーID(UID)
ユーザーIDを指定する。指定が無ければ既存UIDに+1された数値になる。
⑦useradd -d
現在のデフォルト設定を確認・変更する。
⑧useradd -m
ホームディレクトリを生成。
-dでホームディレクトリを作る場所を指定し、-mで実際にホームディレクトリを作成する。