【LPIC1】ファイルをまとめる※アーカイブ(tar)

LPIC1

1.アーカイブとは

ファイルをまとめて一つにすることをアーカイブと呼ぶ。複数のファイルを一つのファイルにまとめて圧縮したいとき等に使う。gzip等は1ファイル1圧縮となるが、圧縮前にコマンド「tar」を使い複数ファイルを1つにまとめてから、圧縮すると1ファイルに収まる。

2.使い方

(1)書式

tar [オプション[アーカイブ名]] [ファイルパス]

(2)オプション

①tar -c

新しいアーカイブの作成。

②tar -t

アーカイブの中身を展開せずに表示。

③tar -x

アーカイブからファイルを取り出す。

④tar -f

アーカイブのファイル名を指定。

⑤tar -v

アーカイブの作成・展開・内容表示等の進行状況を表示。

⑥tar -z

指定したアーカイブに対してコマンド「gzip」を使用することを指定。
例1)tar -czf test.tar.gz directory/
→「-c」でdirectory/を「test.tar」にアーカイブしてから、「-z」でgzip形式の圧縮をした。

例2)tar -xzf test.tar.gz
→gzip形式の「test.tar.gz」を「-x」で解凍し展開。

⑦tar -j

指定したアーカイブに対してコマンド「bzip2」を使用することを指定。
例1)tar -cjf test.tar.bz2 directory/
→「-c」でdirectory/を「test.tar」にアーカイブしてから、「-j」でbzip2形式の圧縮をした。

例2)tar -xjf test.tar.bz2
→bzip2形式の「test.tar.bz2」を「-x」で解凍し展開。

⑧tar -J

指定したアーカイブに対してコマンド「xz」を使用することを指定。
例1)tar -cJf test.tar.xz directory/
→「-c」でdirectory/を「test.tar」にアーカイブしてから、「-J」でxz形式の圧縮をした。

例2)tar -xJf test.tar.xz
→xz形式の「test.tar.xz」を「-x」で解凍し展開。

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