1.touchとは
touchは空のファイルを作成するコマンド。
もともとは存在するファイルの更新日時を更新するコマンドだが、更新するファイルがなければ空のファイルを作る動作をする。
ファイルをちょっと触って更新するという意味で、touchという言葉がコマンドとなった。
2.使い方
(1)書式
touch ファイル名
例)touch ./example.txt
→ファイルが既存なら、更新日時の更新
→ファイルが無いなら、空ファイルの作成
(2)オプション
①touch -c
ファイルが無い時に新規作成しない。
②touch -d
タイムスタンプを指定した日時にする。
例)touch -d “2025-05-25 14:00” example.txt
③touch -t
-dのもっと細かい版。[[CC]YY]MMDDhhmm[.ss]等、秒単位で設定できる。
④touch -a
アクセス日時(atime)のみ更新。
※アクセス日時…ファイルのデータが読み込まれた日時。
⑤touch -m
修正日時(mtime)のみ更新。
※修正日時…ファイルのデータが変更された日時。
⑥touch -r コピー元ファイル名
他のファイルのタイムスタンプをコピーする。
例)touch -r sample.txt example.txt