1.manコマンドとは
Linuxのマニュアルを参照することができる。
【書式】man [オプション] [セクション] コマンド名orキーワード
例)man -a 1 cal
→calコマンドの使い方を調べている。
※セクション…マニュアル内は内容ごとに「セクション番号」で分類されており、同じコマンドでも複数の意味や用途があれば、別々のセクションで解説される。
セクション番号 | 内容 |
---|---|
1 | ユーザーコマンド(通常の実行プログラム) |
2 | システムコール(カーネルが提供する関数) |
3 | ライブラリ関数(Cライブラリなど) |
4 | デバイスファイルや特殊ファイル |
5 | ファイルフォーマットや設定ファイル |
6 | ゲームなどの娯楽用プログラム |
7 | その他の情報(マクロパッケージ、標準など) |
8 | システム管理コマンド(root向け) |
9 | カーネル内部関数(Linux特有、非標準) |
2.使い方
(1)man
何も指定しない場合、最初に見つかったキーワードのマニュアルが表示される。
(2)man -a
全てのセクションのマニュアルを表示。
(3)man -f
指定されたキーワードに完全一致するマニュアルを表示。
(4)man -k
指定されたキーワードに部分一致するマニュアルをすべて表示。
(5)man -w
マニュアルが格納されているディレクトリを表示。
3.検索結果内の操作
manコマンドでは非常に長い文章が表示され1画面で収まらないことが多いため、テキストファイル閲覧ツール(ページャ)の「less」が設定されいる。lessを用いることで1画面に収まらない長文をページ単位で表示されることができる。詳細な操作は下記ページを参照。