【LPIC1】デフォルトのアクセス権の変更(umask)

LPIC1

1.umaskとは

ファイル・ディレクトリには作成すると最初に与えられるアクセス権があり、これをデフォルトのアクセス権と言う。デフォルトのアクセス権は、初期アクセス権(システム上で管理している大元の権限)からumask(ユーザーマスク)という値を差し引くことで生成される。この差し引く値の設定を行うのがumaskコマンドである。
初期アクセス権は固定されており、ファイルであれば「0777」、ディレクトリであれば「0666」となる。これに対してumaskを「0002」とすれば、ファイルは「0775」、ディレクトリは「0664」のデフォルトの権限となる。

2.使い方

(1)書式

umask [umask値]
例)umask 0002
→ユーザーマスク値に0002を設定。

(2)注意事項

コマンド「umask」をそのまま実行しても、ログアウトすると設定は消えてしまう。
恒久的に設定するためには、「〜/.bashrc」ファイルに直接コマンド「umask」を記載しておく必要がある。

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