【LPIC1】LinuxOSについて

LPIC1

1.OSとは

「OS」はコンピュータ管理や、ユーザの操作環境を提供する基本ソフトウェアのこと。このOSの一種としてLinuxがある。OSは、下記のような機能を提供する。

機能説明
ハードウェア制御CPU・メモリ・ディスク・ネットワークなどの管理
ユーザーインターフェース画面表示や入力受付(GUIやCUIなど)
ファイル管理ファイルやフォルダの作成・保存・読み込みなど
アプリ実行管理アプリの起動・終了、メモリやCPU使用の管理
セキュリティユーザーごとのアクセス制御、権限管理など

2.OSの構成

OSは主に「カーネル」「デバイスドライバ」「ライブラリ」の3つで構成されている。
※本当はもっと多いですがlpic1の範囲で掲載します。

  • カーネル…ハードウェアと直接やり取りし、CPUやメモリ、デバイスなどを制御。
  • デバイスドライバ…コンピュータに接続されたデバイスの管理・操作をするもの。
  • ライブラリ…小さいプログラムの集合で、OSの機能を簡単に利用できるようにしたコード。

3.LinuxOSの種類

Linuxはもともとカーネル単体を指すものであったが、現在はディストリビューション(便利なソフトウェア等をカーネルに合わせてパッケージにしたもの)のことを指して使われることが多い。本サイトでもディストリビューションを指すこととする。
LinuxはOSS(オープンソースソフトウェア)であり自由に改変や再配布ができるため、開発方針等により様々なディストリビューションに派生した。
現在は大きく3系統に分かれており、それぞれ付随するソフトウェア等が異なる。

  • Red Hat Enterprise Linux
  • Slackware
  • Debian

なお、LPIC1では、RedHatとDebianが出題範囲になっている。
※管理人はRedHatの中のCentOSを使っています。RedHatは有償で保守を行ってくれるため、仕事でも利用することが多く個人的におすすめです。

4.Linuxが使われる場面

Linuxは主にサーバ側のOSとして使われる。

サーバとは、利用者(クライアント)からのリクエストを受けて、それに応じたサービスを提供するものを指し、リクエストに対して応答することをレスポンスと言う。また、利用者側とサービス提供者を分ける運用をクライアントサーバシステムと言う。

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