塗装はフィギュアのクオリティに直結する。量産やコスト減を意識すれば、その分だけフィギュアの個体差が大きくなり泥人形が生まれる可能性が高くなる。塗装は価格とクオリティのバランスを測るうえでの重要や要素の一つだ。
1.塗装方式の種類と特徴
①通常の量産塗装(タンポ印刷 + 手吹き)
②デジタル塗装(デジタル彩色)
- 製造コスト:中〜高
- クオリティ:非常に高い(個体差が少ない)
- 高性能プリント機材による多層的なプリントで自動塗装
- グッスマ・ALTER・KADOKAWAなど高メーカーで増加
- 多色の瞳、細かいグラデーションが可能
③ガレージキット(未塗装・手塗り前提)
- 製造コスト:高
- クオリティ:最高レベル(完成済みはほぼ“作品”扱い)
- レジンキャストキット3
- 塗装技能が要求される
- 完成済みGK(ワンフェス限定など)は高額
④メタリック塗装
- 製造コスト:中
- クオリティ:素材・光に強く、高級感あり
- 鎧・武器・メカ向け
- 高級感あるが傷が目立ちやすい
- 金属粒子塗料という光沢を出すための特殊な塗料が高価
⑤パール・クリア塗装
- 製造コスト:中〜高
- クオリティ:“ドレス・水着”の艶感が圧倒的に綺麗
- パール粒子やクリアカラーを使って重ね塗りをすることで、均一な光沢を出す
- 手間がかかるため高価になりやすい
- 光の反射に強い
<脚注>
