1.rpmとは
Red Hat系のパッケージ管理コマンド。モードを選択することでパッケージのインストールや参照などさまざまな動作に切り替えることができる。
2.使い方
(1)書式
rpm モード [オプション] [引数]
(2)モード
① -q (–query)
指定パッケージの情報を確認するモード。
<書式>rpm -q [オプション] [引数]
<オプション・引数>
オプション | 引数 | 説明 |
---|---|---|
-a (–all) | 無 | インストールされている全てのパッケージを表示。 |
-i (–info) | パッケージ | 指定パッケージの詳細な情報を表示。 |
-R (–requires) | パッケージ | 指定パッケージが依存しているパッケージを表示。 |
-l (–list) | パッケージ | 指定パッケージがインストールしたファイル等を一覧で表示。 |
-f (–file) | ファイル | 指定ファイルを使用しているパッケージを表示。 |
-p (package) | rpmファイル | インストール前のrpmファイルの情報を表示。 |
② -i (–install)
パッケージのインストールをするモード。
<書式>rpm -i [オプション] rpmファイル
<オプション>
オプション | 説明 |
---|---|
-v | インストール中の詳細な処理内容を表示。 |
-h (–hash) | インストールがどれだけ進んだかを♯の個数で表示。 |
無 (–nodeps) | rpmファイルが依存するファイルが存在しなくてもインストールする。 |
③ -U (–upgrade)
パッケージのアップデートをするモード。※未インストールなら、インストールを行う。
<書式>rpm -U [オプション] rpmファイル
<オプション> -iモードと基本同じ。
④ -F (–freshen)
パッケージのアップデートをするモード。※未インストールなら、アップデートもインストールも実行しない。
<書式>rpm -F [オプション] rpmファイル
<オプション> -iモードと基本同じ。
⑤ -e (–erase)
パッケージをアンインストールするモード。
<書式>rpm -e [オプション] パッケージ
<オプション>
オプション | 説明 |
---|---|
-v | アンインストール中の詳細な処理内容を表示。 |
-h (–hash) | アンインストールがどれだけ進んだかを♯の個数で表示。 |
無 (–nodeps) | 依存関係があるパッケージでもインストールする。 |